
幼少期の極貧生活を経て
静岡県浜松市にある館山寺町というさびれた観光地で生まれた僕は、小学校1年生までは両親と姉1人の4人家族で何不自由のない普通の生活を送っていました。時代はバブル崩壊後の日本でどこの家計も苦しい家計状況だったことでしょうが、そのときの自分には知る由もありませんでした。
転機が訪れたのは小学校2年生に入るタイミングでした。親から突然突き付けられた「離婚」の2文字。庭付き一戸建ての家から急にエレベーターも無い3DKの市営団地が僕の家となったのです。越した場所は浜松市内の新興住宅地で、家は最悪だったけど舘山寺よりも明らかに都市基盤がしっかりしていて、今思い返せばエリアに住み心地を感じていたのもこのころでした。
極貧生活の中でも母から月に500円のおこづかいをもらっていた僕は、それを大切に貯金箱に入れるのが趣味でした。シングルマザーで子供二人を見ていた母を見ていたので、このころからお金に関して非常にシビアに考える人格形成がされていたんだと現在(いま)は思います。

FPの出会い
FPに出会ったのはそれから少し経ちます。トヨタ紡織というトヨタ自動車の傘下の企業に就職し、退屈と感じていながらも多忙な日々を過ごしていたある日、マイカーが故障したのをきっかけに、車両の維持費と車両を手放して公共交通+タクシーにした場合の交通費でどっちがお得かを計算しました。それを友人に見せたところ「なんかFPみたいだな」と言われ、そこで初めてFP(ファイナンシャルプランナー)という職業を知りました。FPとはどういう職業かを調べたとき、興奮を覚えたのをいまでも忘れません。
その後2018年にファイナンシャルプランナー(AFP)の資格を取得してFPの勉強会に参加しました。その勉強会で出会った一つの資料が衝撃的で、私は不動産に強いFPになることを決意するのです。

日本の住宅があまりに資産形成に向いていないのに市場なのに、不動産会社の営業トークといったらいつまでたっても「賃貸は掛け捨て、持ち家は資産になる」です。これでは個人の方が資産を形成するのは非常に難しいのは当然です。住宅購入は個人の方でも融資を使えるので効率よく資産形成ができるのが魅力ですが、人生を豊かにする住宅を購入するなら戦略が不可欠です。このときはっきりと自分の目指すべきFPの姿が分かったのです。
そこからは大手メーカーを退職し不動産業界に転職し、6年の実務経験を積んでいきました。不動産業界の闇を間近で感じ、日に日にFPとしての倫理観が増していき、上級ファイナンシャルプランナー資格(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得してFP事務所を設立しました。

今後の展望
FPとして個人の家計のコンサルティング業を行いつつ、不動産仲介事業も行っていきたいと思っています。
不動産仲介業とは本来、
- 資金計画の立案、予算調整
- 住宅ローンの種類・金融機関の選定と比較
- 物件調査(法規制、災害リスク、将来的な資産性など)
- 不動産市場の動向や適正価格のアドバイス
- 購入判断のサポート
- 物件案内、売買契約書・重要事項説明書の作成
- 売主との条件交渉・契約締結
- ローン申請・決済・引渡しの手続き
- 各種関係業者(司法書士・銀行・火災保険など)との調整
の2つに大別できますが、成果報酬型(歩合制)で「売る」ことが第一の評価軸となっている背景から無形業務への投下時間を抑える傾向にあり、資金計画やリスクの説明よりも「今買うべき理由」の説得に時間を割くのが現実です。
不動産仲介業の倫理観(無形業務にもっと時間を割くべき)と営業マン(売上を最優先すべき)という現場のギャップがあり、弊社はその問題を解決する活動をしています。住宅購入検討者が安心して不動産の相談ができるような、そして我々不動産エージェントも安心して無形業務に時間を割けるような経営基盤をつくり、お客様と提供者の我々、そして世間の三方よしとなるような不動産会社兼FP事務所を目指していきたいと思っております。

保有資格
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
CFP®(日本FP協会認定)
宅地建物取引士
賃貸不動産経営管理士

